仮想通貨ユーザーは取引所を利用して送金をすることも多いと思います。しかし、突然取引所から仮想通貨の引き出しが制限されることがあります。
必要な時に送金ができなければ、Web3プロジェクトへの参加や仮想通貨での支払いなどができなくなり、ユーザーに不利益をもたらします。
本記事では取引所から仮想通貨が引き出せない原因と解決策、緊急時の問い合わせ先情報をまとめて解説します。
- 仮想通貨が引き出せない原因と解決策
- トラブル発生時の問い合わせ先の情報
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仮想通貨が引き出せない原因と解決策10選
まずは仮想通貨が引き出せない原因を突き止めることが大切です。ここでは取引所から仮想通貨が引き出せない原因をまとめ、それぞれの解決策を紹介します。
仮想通貨の初心者ユーザーにとってはわかりにくい箇所もあると思います。その際はぜひお気軽にクリプトレスキューセンターへお問合せください。
1.取引所の運営に問題
仮想通貨が引き出せない原因として、そもそも取引所の運営に起因する場合があります。取引所に法的な正当性はあるでしょうか?日本国内の取引所であれば金融庁の監督下において、運営者情報が公開されています。また、取引所の倒産などでもユーザー資金は保護されます。
一方で、海外取引所や運営情報が不明確な取引所では適切なユーザー資産保護が実施されない可能性があります。仮想通貨の引き出し制限も悪意をもって行われることもあります。
【解決方法】
- 取引所に直接問い合わせて請求
- 業界団体へのクレーム
- 金融庁へ情報提供
取引所の運営に問題がある場合は、ユーザーの操作や時間の経過では解決にいたりません。取引所の窓口に直接クレームを入れ、個別に解決する必要があります。また、一般社団法人日本暗号資産取引業協会や金融庁などに情報共有をし、問題を広く認知してもらうことで問題のある取引所へのプレッシャーをかけることができます。
運営に問題のある取引所は利用をさけるべきです。日本国内においては金融庁登録業者に限定して取引所を選択してみましょう。
2.取引所のシステム障害
取引所のサーバーやウェブサイトの不具合で出金ができなくなることがあります。システム障害のケースはフロントエンド・バックエンドでの問題、サイトUIの不具合など、さまざまです。また、悪意のあるハッカーが故意に取引所のシステムを使えなくすることもあります。
【解決方法】
- 出金・送金の時間帯をずらす
システム障害が起こった場合、復旧を待つしかありません。公式サイトがダウンしている場合、SNSなどで経過情報が配信されます。
バックアップシステムですぐに復旧するケースもあるよ。
3.取引所のメンテナンス
取引所のメンテナンス期間は出金が制限されることがあります。メンテナンス中はセキュリティを確保し、預かり財産の保全を徹底しなければなりません。出金機能を制限することで、外部からのハッキングや不正使用を防ぎます。
【解決方法】
- メンテナンス終了を待つ
メンテナンス期間が終了すると出金が可能になります。メンテナンスは計画的に進められます。事前に公式サイトやSNSでメンテナンス期間について情報が配信されるので確認しましょう。
4.特定銘柄の出金制限
特定銘柄の出金制限理由 | 説明 |
トークン開発元への不安 | 銘柄の開発元への信頼性が失われた場合など |
市場の急激な変動 | 市場の安定化を図るためパニック売りの抑制 |
流動性の確保 | 特に市場規模の小さい銘柄に対して実施 |
技術的な問題 | 送金システム・ツールが故障 |
規制当局の要請 | AML/CFT※に関連する対応 |
特定の銘柄に対して取引所は出金制限をかけることがあります。特に海外取引所では頻繁に行われます。
銘柄ごとに出金制限がかかる理由を上記表でまとめています。市場規模の小さい銘柄が出金制限されることが多いです。
※ AML(Anti-Money Laundering)、CFT(Countering the Financing of Terrorism)
【解決方法】
- 出金制限解除を待つ
- 他の銘柄に変換
出金制限銘柄、また期間は取引所によって決定されます。出金制限期間が具体的に告知されないこともあります。それでも特定の銘柄の送金を実施したい場合は、制限解除を待つしかありません。
一方で、出金制限銘柄でも他の銘柄とのトレードが可能な場合があります。その際は出金制限のない銘柄にスワップするというのも1つの方法です。
特定銘柄の出金制限は海外取引所ではよくある!
けど、国内取引所でも起こるから注意してね。
5.アカウント設定の問題
セキュリティやAML/CFT予防の観点から多くの取引所でKYC(Know Your Customer:顧客確認)を進めています。KYCが未完了である場合は出金が制限される場合があります。
また、2FA(2-Factor Authentication:二段階認証)を設定していないと出金に制限がかかることがあります。2FAはユーザーのセキュリティを向上させる取り組みです。出金の不正操作を防ぐ狙いがあります。
【解決方法】
- KYCの実施
- 2FA設定
KYCや2FAのプロセスは取引所ごとに異なるので公式サイトで確認してください。KYCは一般的にパスポートやマイナンバーカード、免許証といったIDが必要になります。2FAはメールアドレスや電話番号(SMS)、Google Authenticatorなどの認証アプリを使用します。
KYCや2FAはどこの取引所でも実施するようになったね。
逆に実施していない取引所はあやしいかも。
6.出金制限の設定
取引所でのIEO※、ステーキング、その他キャンペーン参加のためにトークンがロックされ出金ができなくなることがあります。
※ IEO(Initial Exchange Offering)は取引所が新規銘柄を上場させることです。
上記図はGate.ioのステーキングで設定されているロック期間です。それぞれの銘柄で預入期間が決まっています。途中で解約することはできないので、実質的な出金制限となります。
【解決方法】
- ロック期間が過ぎるのを待つ
- ロック期間解除前に報酬を放棄して出金
基本的に資産のロック条件があるIEO参加やステーキングを利用した場合、一定期間を過ぎないと資金の引き出しはできません。しかし、取引所やサービスによってはリターンを放棄することでロックを解除することができる場合があります。
IEOはプロジェクトごとにロック期間が決められているよ。
エントリーする前にしっかり確認しよう。
7.スケーラビリティの影響
仮想通貨はブロックチェーンネットワークを利用して送受信が行われます。ネットワーク自体に過度な負担が生じた際は出金操作ができなくなることがあります。いわゆるスケーラビリティ※の問題です。例えば、多くの送金ニーズがある時間帯はブロック生成プロセスが滞ります。
また、銘柄ごとに独自の送信仕様があり、適切な送信プロセスを踏まなければ送金自体ができないケースもあります。例えば、リップルであればタグの未入力、アヴァランチであればCチェーン指定です。
※ スケーラビリティはユーザーのブロック生成ニーズに対するブロックチェーンネットワークの耐性です。
【解決方法】
- 時間をずらす
- 他のネットワークを利用して出金する
ネットワークが混雑する時間を避けて出金するとよいでしょう。Ethereum Gas Feesではガス代が高い日時データ(ネットワーク負担の軽い時間帯)を公表しています。
また、他の混雑していないネットワークで送金することも解決策の一つです。送金ネットワークにこだわりがないという場合は試してみましょう。
8.出金ネットワークの制限
取引所からの送金では、銘柄ごとに使用できるブロックチェーンネットワークが指定されています。送金可能なネットワークは、送金時にチェーンタイプ(ネットワーク)が表示されるので確認してください。なお、マイナーなネットワークはサポートされていないことがあります。
【解決方法】
- ネットワークに対応した取引所へ送金する
- ブリッジを使用
特定のネットワークに対応した別の取引所へ送金してください。送金先取引所から希望のネットワークを使用できます。手間がかかりますが、有効な手段です。
また、Metamaskなどのプライベートウォレットへ出金した後に、DEX※を用いたブリッジ※をするやり方もあります。しかし、DEXの使用は完全に自己責任になります。また、ブリッジは難しいプロセスになるので、初心者にはおすすめできません。
※ DEX(Decentralized Exchanges:分散型取引所)は中央管理者のいない取引所です。ユーザーはウォレットを接続して使用します。
※ ブリッジは異なるネットワーク(チェーン)間での資金移動です。
海外取引所で使えるネットワーク/チェーンはすごく多いよ。
だから、送金時は間違えないでね。
9.資金不足
取引所は最低出金額を設定しています。一定額以下は出金できません。最低出金額は事前に確認してください。
また、出金手数料を含めた計算をする必要があります。手数料を計算しないと保有資産以上の要請となるので出金はできません。
さらに、ユーザーごとに出金額を設定している取引所もあります。例えば、ユーザーの取引額や保有残高に合わせて1日の出金総額を決定します。
【解決方法】
- 最低出金額以上を要請
- 手数料を含めた出金額を入力
- ユーザー条件の改善
出金額の調整はすぐにできると思いますが、ユーザー条件の改善は2FA、もしくは一定期間のトレード量や保有残高で決定されることがあります。その際は出金額増額に時間を費やすことになります。
10.利用規約違反
利用規約に反する行為が認められた場合、出金が制限されることがあります。具体的な例として、違法に入手した資金の入庫、不正な取引所アカウント利用が挙げられます。また、当局の要請で疑わしいと判断されたユーザーの出金は規制を受ける可能性があります。
【解決方法】
- 取引所からの疑いを晴らす
利用規約違反に身に覚えがない場合は、ただちに取引所に対して説明をしてください。また、気づかずに利用規約に違反してしまっているケースもあります。その際は速やかに是正を行いましょう。
トラブル発生時の問い合わせ先
取引所から仮想通貨が引き出せなくなった際は不安も大きいと思います。特に仮想通貨の初心者ユーザーにとって専門家のアドバイスは重要です。
ここでは本記事で紹介した「仮想通貨が引き出せない原因と解決策10選」と合わせて、トラブル発生時の問い合わせ先情報をまとめて紹介します。
各取引所カスタマーサービス
取引所から仮想通貨が引き出せなくなった際は、最初に各取引所のカスタマーサービスに問い合わせましょう。ユーザー情報をもとに、出金制限が行われている理由を教えてくれます。ただし、海外取引所の場合はコミュニケーションが外国語になることもあるので注意が必要です。
外国語での問い合わせって不安に感じる人もいると思う。
そんな時は翻訳ソフトにサポートしてもらおう。
金融庁「金融サービス利用者相談室」
金融庁が設置する「金融サービス利用者相談室」は金融サービスに関する質問、相談、意見を受けつける窓口です。金融庁は国内取引所に対する監督部署で、多くのトラブル情報が集まります。同じようなトラブル相談が多い場合、問題の取りまとめや取引所へのアクションが期待できます。
一方で、ユーザー個人の問題を解決するために取引所へかけあうなどのサービスは行っておりません。ユーザーは相談室のアドバイスをもとに自身で行動を起こさなければなりません。
都道府県警察本部の「サイバー犯罪相談窓口」
「サイバー犯罪相談窓口」は、都道府県警察が設置するサイバー犯罪に関する相談を受けつける専門窓口です。取引所からの出金制限に違法性があると判断した際は相談してください。
取引所に対する指導などのサービスは行っておりませんが、最新の詐欺や犯罪情報の共有、アドバイスを受けることができます。
専門的なテクニカルサポートサービス
仮想通貨の取扱になれていない方であれば、専門的なテクニカルサポートサービスの利用も検討してみましょう。
ちょっとした手続きを加えるだけで仮想通貨が引き出せることもあります。例えば、特定銘柄を預け入れる(返納)ことでロックが解けるケースなどです。このようなプロセスは複雑ですので、専門家のアドバイスは心強いといえます。
やっぱり専門家のアドバイスは心強い!
クリプトレスキューセンターに相談してみよう。
まとめ
「取引所から仮想通貨が引き出せなくなくて困っている」
「仮想通貨を送金するチェーンが利用できない」
「購入した仮想通貨の引き出し制限がいつまでたっても解除されない」
まずは、本記事で解説した「仮想通貨が引き出せない原因と解決策10選」を参照し、当てはまる理由を見つけて解決策を試してみましょう。
ただし、解決策の中には2FAの設定やネットワーク設定など、わかりにくいプロセスもあります。その際は、ぜひお気軽にクリプトレスキューセンターにお問合せください。ユーザー個別のトラブルに最適化されたアドバイスとソリューションを説明させていただきます。