Phantom Walletとは?概要や使い方、注意点をわかりやすく解説

Solana(ソラナ)は低コストで高速な仮想通貨送金ができることから、多くのユーザーから支持を集めています。そして、Solanaに対応した最も有名なホットウォレットが「Phantom Wallet(ファントムウォレット)」です。

本記事では、Phantom Walletの概要や特徴、利用開始の方法、さらに使用時の注意点について詳しく解説していきます。

この記事の内容
  1. Phantom Walletの概要
  2. Phantom Walletの使い方
  3. Phantom Walletの注意事項
レスキューふくろう

ソラナチェーンは高速、低コスト!
そして、ソラナの代表的なウォレットがPhantom Wallet!

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目次

Phantom Walletとは?

Phantom Walletは、Solanaブロックチェーンネットワーク上の仮想通貨やNFTを管理するためのノンカストディアル型ウォレット※1です。

Solanaの成長に伴い、使いやすく安全なウォレットへの需要が高まったことから、2021年にローンチされました。当初はSolana専用でしたが、その後ETHやPolygon、BTCにも対応し、マルチチェーン化を進めています。

シンプルなUIと高いセキュリティがユーザーから支持されており、今後ますます利用は拡大していくと期待されています。

※1 ノンカストディアル型ウォレットは管理者を介さない自己管理型ウォレットです。

参照:Phantom — Crypto & NFT Wallet — Solana | Ethereum | Polygon

レスキューふくろう

大注目のソラナチェーン!
Phantom Walletはソラナのメジャーウォレット。

Solanaの強み

  • 高速なトランザクション処理
  • 低コスト
  • 相互運用性

高速なトランザクション処理

Solanaは、独自のProof of History(PoH)技術を用いることで、極めて高速なトランザクション処理を実現しています。ブロックチェーンネットワークを比較するうえで、高速なトランザクション処理は重要な要素です。Solanaはスケーラビリティの問題を効果的に解決しています。

低コスト

Solanaは取引手数料(ガス代)が低いことで有名です。スケーラビリティも高いため、ネットワーク混雑時においても基本的に1円を上回ることはありません※2。

※2 特に重大なネットワーク負荷がかかった場合は1円以上になる可能性もあります。

相互運用性

Solanaは、イーサリアムなど他のブロックチェーンとの相互運用性を高めるための取り組みを行っています。Wormhole※3などのプロトコルを用いることで、異なるブロックチェーン間での資産やデータの移動が容易になります。

※3 Wormholeは異なるブロックチェーン間を接続するブリッジプロトコルです。

Phantom Walletは誰でも使える?

Phantom Walletは非カストディアル型ウォレットです。インターネット環境があるところであれば、誰でも無料※4で使用できます。言語設定によって、日本語で使うことも可能です。

※4 ネットワーク使用料(ガス代)は別途支払う必要があります。

Phantom Walletの始め方

Phantom Walletの始め方について解説します。下記はブラウザ版Phantom Walletの始め方プロセスですが、スマホアプリ版でも同じくダウンロードとウォレット作成の2ステップでウォレットを使用できるようになります。

1.ダウンロード

Phantomの公式サイトにアクセスし、画面中央の「Download for Chrome」、もしくは画面右上の「Download」ボタンをクリックします。次に「拡張機能を追加」を押してください。

対応ブラウザはChromeの他、Edge、Firefox、Braveです。

2.ウォレット作成

最初に「新規ウォレットの作成」をクリックします。次にウォレットにアクセスする際のパスワードを設定します。パスワードのセキュリティーレベルが「低、中、高」と評価されるので、「高」を目指しましょう。

シークレットリカバリーフレーズはウォレットを復元する際に使用します。例えば、PCを買い替えた時も、新しいPCで同一のウォレットを使えるようにできます。

パスワードとシークレットリカバリーフレーズが漏洩すると、ウォレット内資産が不正に流出してしまう可能性があります。保管には細心の注意を払いましょう。

以上で、ウォレットの使用準備は完了です。次項ではウォレットの使い方を解説します。

関連記事:仮想通貨ウォレットのパスワードを忘れた際にやるべき解決策まとめ

レスキューふくろう

ウォレットに不正アクセスされないように!
難しいパスワードを設定しよう。

Phantom Walletの使い方

言語設定、仮想通貨の送受信、NFT管理にといった、Phantom Walletの使い方を分かりやすく解説します。

Phantom Walletを日本語表示にする

最初に日本語でウォレットを使えるようにしましょう。デフォルトで英語表示になっている場合は日本語表示に変更します。

アカウントメニューから「設定」をクリックします。次に、「Display Language」から日本語を選択します。以上で、日本語表示設定は完了です。

Phantom Walletへの入金

ウォレットを用いて仮想通貨送金をするには、ネットワーク使用料を支払う必要があります。Solanaのガス代はSOLで支払われます。このガス代を入金することでウォレットは使用可能の状態になります。

SOLは国内取引所で購入可能です。また、国内取引所からでもPhantom Walletへ送金することができます。

Phantom Walletはマルチチェーンウォレットなので、入金時のネットワーク選択には注意してください。SOLを入金する場合はSolanaを選択しましょう。

Phantom Walletからの送金

Phantom Walletでの送金方法を解説します。特に重要となるのは送金先アドレスと使用ネットワークの確認です。

最初に「送金」をクリックします。次に、使用するネットワークを選択します。SOLであればSolanaです。最後に受信者のSolanaアドレスと送金金額を入力します。

参照:How to deposit ETH, MATIC, and SOL in Phantom

参照:How to send tokens to an exchange

レスキューふくろう

送金アドレスは英数字の羅列だから間違うことも…
コピー&ペーストで確実に入力しよう。

異なる銘柄へスワップ

Phantom Walletにはスワップ機能が実装されています。スワップとは、異なる銘柄との交換です。例えば、SOLをUSDCと交換することができます。

ホーム画面から「スワップ」を選択してください。次に、交換元(支払)銘柄と金額を入力します。そして、交換先(受領)銘柄を設定してスワップを実行します。

参照:Swap more tokens in Phantom

仮想通貨銘柄を購入

Phantom Walletを用いて仮想通貨銘柄を購入することが可能です。取引所からの送金以外のウォレット入金手法となります。支払い手段としてはクレジットカードの他、Apple Pay、Google Payを利用することができます。

購入希望枚数を入力すると、支払い額が表示されるので、確認したうえで購入をしてください。素早く仮想通貨を入手できますが、海外取引所からの入金した方が最終的なコストは抑えられる可能性があります。

参照:How to buy Ethereum (ETH), Polygon (MATIC) and Solana (SOL)

NFTの管理

ウォレットでNFTを管理することができます。Solana最大のNFTマーケットプレイスに接続し、保有するNFTを直接出品することも可能です。

メニューバーから四角アイコンをクリックし、売り出したいNFTを選択後に「上場する」を押します。その後、売り出し価格の設定をしてMagic Eden(NFTマーケットプレイス)で販売開始をします。

参照:How to interact and connect to NFT marketplaces

Phantom Walletの使用時に注意すべき点は?

Phantom Walletの使用時に注意すべき点をまとめて解説します。

シークレットリカバリーフレーズの保管は確実に!

シークレットリカバリーフレーズが紛失した場合は、ウォレットの復元ができません。新しいデバイスへの移動だけでなく、パスワードを忘れた際のリセットも不可能になります。

シークレットリカバリーフレーズは12個の英単語によって構成されます。それぞれナンバリングされているので、順序も重要な情報になります。

関連記事:初心者必見!ウォレット復元で仮想通貨を取り戻す方法を解説

レスキューふくろう

リカバリーフレーズは絶対に他人に知られてはいけないよ。
ウォレット内資産にアクセスされてしまうからね。

ネットワークを確認しよう!

Phantom WalletはSolana、Bitcoin、Ethereum、Polygonなどの複数のブロックチェーンネットワークに対応しています。送金時に異なるネットワークを選択しないようにしましょう。

Phantom Walletの場合は異なるネットワークごとに受信用アドレスが割り当てられています。取引所から送金する際は、それぞれのネットワーク選択だけでなく、アドレスも確認しましょう。

身に覚えのないNFTは触らない

Phantom Walletでは保有するNFT一覧を見ることができます。身に覚えのないNFTは一切の操作をしないでください。承認してしまうとスマートコントラクトが悪意のあるプログラムを進める可能性があります。

ウォレット接続の承認取り消し

NFTトレードだけでなく、DAppsにPhantom Walletで接続することもあると思います。DAppsに悪意があった場合、接続や承認は資産流出リスクが生じます。リボークなどの処置をしてください。

リボークはDApps接続や承認を取り消すことです。Phantom Walletではウォレット操作でリボークができます。アカウントアイコンをクリックし、歯車アイコンを選択してください。次に、「接続されているアプリ」をクリックし、接続を切りたいアプリを選び、「Disconnect」を押します。これでリボークは完了です。

Phantom Walletのトラブルとその解決策

  • 送金ができない
  • 受信できない
  • NFTが消えた

Phantom Walletはノンカストディアル型ウォレットということで、完全な自己責任下で使用することになります。送受信トラブルもユーザー自身で解決する必要があります。

送金ができない

Solanaのネットワークの不具合、ガス代不足、資金不足などで送金ができない場合があります。

ネットワークの不具合が発生している時は、資産が失われるリスクもあるので送金自体を控えることが大切です。

また、Solanaはスケーラビリティの高いネットワークですが、それでも混雑によって送金が滞る可能性もゼロではありません。その際はSOLSCANなどでネットワークのレスポンス状況を確認し、状況が改善してから送金を試みましょう。

また、ガス代不足や送金額不足によって送金ができないことがあります。送金に必要な資金を事前に確認しましょう。

受信できない

「Phantom Walletに送ったはずの仮想通貨が受信できない」

そんな時は2つの原因が考えられます。1つは送金アドレスや使用ネットワークを間違ってしまったケースです。その際は、トークンリストの管理から表示するネットワークを増やしてください。

もう1つは自身の受信用アドレスを誤って入力してしまった場合です。存在しないウォレットへ送金したことになるので、送金資産は失われます。いわゆる「バーン(Burn)※5」という状態です。

※5 仮想通貨を永遠に消失させる行為です。

レスキューふくろう

存在しないアドレスに送ったら資産は失われる。
少額でテスト送金するといいよ。

NFTが消えた

Phantom Walletでは保有するNFTが確認できます。そのNFTが消えるケースとして、Magic Eden上場後に売却された場合と、スマートコントラクトによって送信された場合が考えられます。

上場後に売却されるケースでは、上場したこと自体をユーザーが忘れていたことが考えられます。売却時は支払い額がウォレットに着金しているので確認してください。

また、悪意あるスマートコントラクトが働いてNFTが送信されるケースがあります。身に覚えのないNFTがウォレットにある場合は、承認などをしてはいけません。※6。

※6 NFTバーンという方法もあります。

まとめ

Phantom Walletは、Solanaに対応した使いやすく安全なウォレットです。利用開始時のパスワード/シークレットリカバリーフレーズのバックアップを徹底し、定期的なアップデートを行うことで、より高いセキュリティを実現させましょう。

Phantom Walletに関する送金トラブル、資産引出の問題がございましたら、ぜひクリプトレスキューセンターにご相談ください。クリプトレスキューセンターは、ユーザー個別の課題にしっかりと対応し、適切なソリューションをご提案いたします。

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