Coinbase Walletは日本人でも使える?特長や使い方、復元方法を解説

Coinbase(コインベース)は、世界第2位の規模を誇る米国の仮想通貨取引所です。そのCoinbaseが開発したWeb3ウォレットこそが「Coinbase Wallet」です。数多くあるWeb3ウォレットの中でも、便利でセキュリティの高いCoinbase Walletを選ぶ方が増えています。

本記事では、Coinbase Walletの特長や使い方、復元方法、セキュリティ対策について解説します。

この記事の内容
  1. Coinbase Walletの概要
  2. Coinbase Walletの使い方
  3. Coinbase Walletの復元方法とセキュリティ対策
レスキューふくろう

Coinbase自体は日本人の利用ができないけど、ウォレットは使えるよ。

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目次

Coinbase Wallet

出典:https://www.coinbase.com/wallet

Coinbase Walletは、仮想通貨を送受信、保管するためのWeb3ウォレットです。米国の大手仮想通貨取引所Coinbaseが2018年に提供を開始しました。

セキュリティ機能が強化されており、分散型アプリ(dApps※1)へのアクセスも容易です。そのユーザビリティの高さから、初心者から上級者まで幅広く利用されており、今後も分散型金融(DeFi※2)の普及に伴い利用者が増加することが予想されます。

※1 dApps(Decentralized Applications)

※2 DeFi(Decentralized Finance)

Coinbase Walletの特長

  • ノンカストディアル型ウォレット
  • Web3への高いアクセシビリティ
  • 強固なセキュリティ

ノンカストディアル型ウォレット

ノンカストディアル型は、ユーザー自身で管理する形式を意味します。Coinbase Walletには、開発元のCoinbaseもアクセスすることができません。Coinbase Walletを用いることで、取引所に依存せずに資産を管理できます。

Web3への高いアクセシビリティ

Coinbase Walletを用いることで、dAppsやDeFi、NFT※3マーケットプレイスに簡単にアクセスできます。NFTマーケットプレイスサイトにアクセスしなくても、ウォレット上でNFTの管理やマーケット出品が可能です。Web3でのアカウント機能も果たすので、BCG※4をプレイする際も使えます。

※3 NFT(Non-Fungible Token)は画像や映像といったデジタルデータとリンクしたトークンです。

※4 BCG(Block Chain Game)はブロックチェーン技術を用いたゲームです。

強固なセキュリティ

スマホ版のCoinbase Walletはバイオメトリクス※5による認証も利用でき、資産保護を強化できます。また、Ledgerなどのハードウェアウォレット※6との互換性もあるので、仮想通貨のオフライン管理への移行も容易です。

※5 スマホアプリ版のCoinbase Walletは、指紋認証や顔認証などのスマートフォン生体認証機能を活用し、ウォレットへのアクセスを強化します。

※6 ハードウェアウォレットはオフラインにもすることができるため、より安全にユーザー資産を保管できます。

レスキューふくろう

セキュリティは重要!

日本人でも使える?

Coinbase Walletは、2024年時点で日本人でも使用できます。一方で、開発元であるCoinbaseの利用は日本人にはできません。

Coinbase自体は仮想通貨取引所であり、日本で営業するためには暗号資産交換業者として金融庁への届け出が必要です。Coinbaseは2021年に日本進出を開始しましたが、2022年に撤退しています。よって、日本人がCoinbaseのサービスを利用することはできません。

Coinbase Walletはノンカストディアル型ウォレットであり、Coinbaseの干渉を受けません。国籍を問わず、誰でも利用することが可能になっています。

参照:暗号資産交換業者登録一覧

Coinbase Walletの使用方法

Coinbase Walletの使用方法を実際の操作画像を用いて解説します。Coinbase Walletはブラウザ版とスマホアプリ版で利用できますが、インストールや送受信プロセスは同じです。

インストール

まずは、Coinbase Walletをインストールします。Download Coinbase Walletからブラウザ拡張版、もしくはスマホ版をダウンロードしてください。

ウォレット作成

「ウォレットを作成」を選択してください。次に、12個のリカバリーフレーズを紙に書き留めます。単語の順番もその通りに記録してください。リカバリーフレーズはウォレットを復旧させる際、移動させる際に必要になります。流出した場合はウォレット内資産が失われる可能性があるので保管には十分に注意してください。

リカバリーフレーズのバックアップが完了したら、確認テストを行います。最初と最後のフレーズを確認します。その後、ウォレットにアクセスする際のパスワードを設定し、ウォレット作成は完了です。

パスワードはセキュリティレベルが赤、黄、緑で評価されます。英単語の大文字小文字、特殊文字、数字を組み合わせて緑(Good!)を目指しましょう。

レスキューふくろう

パスワードはウォレットへアクセスするときに必要になるよ。

ウォレットへの入金

オンチェーンで仮想通貨の送金やDeFiを利用するためには、ネットワーク手数料(ガス代)を支払う必要があります。まずは、ウォレットへガス代に使用する銘柄を入金しましょう。

なお、ガス代に使用される銘柄は各ネットワークで異なります。イーサリアムネットワークであればETH、SolanaチェーンであればSOL、BitcoinであればBTCです。

ウォレットからの送金

Coinbase Walletホーム画面の「Send」をクリックします。次に送金金額を入力し、送金先アドレスを入力します。

送金をする際、チェーン間違いやアドレス間違いをしないように少額のテスト送金をおすすめします。

スワップ(他銘柄との交換)

Coinbase Walletではスワップ機能が実装されており、異なる銘柄同士で交換ができます。ホーム画面から「Swap」を選択してください。次に、交換元銘柄と金額を設定します。交換先銘柄を選ぶとガス代などのコストも含めた見積り額が算出されます。

問題がなければ「交換」をクリックしてスワップを完了させます。

レスキューふくろう

ウォレット機能で他銘柄を手に入れられるから便利。

ブリッジ(他ネットワークへ移動)

Coinbase Walletを使って特定の銘柄を他ネットワークに移動させることができます。ホーム画面より「Bridge」を選択してください。次に、ブリッジ元とブリッジ先ネットワークを設定し、金額を入力します。「Asset」からブリッジ先に移動させる際の銘柄も指定できます。

なお、ブリッジを使用する際はブリッジ先でガス代を支払うためにトークンが必要です。例えば、イーサリアムネットワークへ移動させる場合はETHが必要になります。

レスキューふくろう

ブリッジも簡単だね。

Coinbase Walletの復元方法

ウォレット復元が必要となるケースとしては、デバイスの故障や紛失、新デバイスへの移行、誤ってウォレットを削除した際の復旧などが挙げられます。

シークレットリカバリーフレーズがあれば、ウォレットは復元できます。中身の資産が失われることはありません。

ここでは、Coinbase Walletの復元方法を解説します。

1.ウォレット復元の準備

ウォレット復元の準備として、シークレットリカバリーフレーズを用意してください。

Coinbaseのシークレットリカバリーフレーズはウォレット生成時に提示されます。何度もいうようですが、シークレットリカバリーフレーズが無いとウォレット復元はできません。開発元のCoinbaseに問い合わせをしても復旧はできません。シークレットリカバリーフレーズの保管には十分に注意してください。

2.ウォレットの再インストール

ウォレットをDownload Coinbase Walletから再インストールします。再インストールの場合は「すでにウォレットを持っている場合」を選択してください。

シークレットリカバリーフレーズは順番通りに入力します。

3.ウォレットの復元確認

ウォレットが復元できたら保有資産を確認してください。合わせて、ネットワーク設定も確認しましょう。ネットワークの表示設定でトークンが表示されない場合もあります。

Coinbase Walletのセキュリティ対策

Coinbase Walletのセキュリティ対策として、強力なパスワード設定、安全なリカバリーフレーズ保管、保管状態の定期点検、詐欺の回避、適切なデバイスとインターネット環境の利用が挙げられます。

強力なパスワードの設定

ウォレットにアクセスする際のパスワードは、ウォレット作成時にユーザー自ら設定します。パスワードのセキュリティレベルはCoinbase Walletのシステムで「赤、黄、緑」で評価されます。第三者が容易に推測できないよう、強力なパスワード(緑)を設定することが大切です。

また、パスワードはウォレット作成後でも変更することができます。シンプルで推測されやすいようなキーワードを設定してしまった方は、より強力なものに変更することをおすすめします。

シークレットリカバリーフレーズのバックアップ

シークレットリカバリーフレーズの紛失は第三者によるウォレットアクセスを許すだけでなく、ウォレット内資産の不正流出リスクも発生させます。

万が一シークレットリカバリーフレーズを忘れてしまった場合は、ウォレットを立ち上げて再確認することができます。しかし、ウォレットにアクセスするパスワードも同時に紛失してしまうと、リカバリーフレーズを確認できなくなるので注意してください。

レスキューふくろう

リカバリーフレーズは絶対に他の人に知られてはいけないよ。

定期的にリカバリーフレーズ保管状況を確認

リカバリーフレーズを紙で保管している場合は、定期的に保管状況を確認しましょう。紙も劣化するため、必要に応じて刷新しましょう。

デジタルデータでリカバリーフレーズを保管している方は、ハッキングリスクなどを回避するため、紙などのアナログ記録へ変更することをおすすめします。

フィッシング詐欺やマルウェアからの保護

フィッシング詐欺は、ユーザーを偽サイトに誘導し、ログインIDやパスワード、クレジットカード情報などを盗む行為です。Web3でも多く見られる犯罪で、ウォレットやdAppsの公式サイトに似せた偽サイトも過去にはありました。SNS情報などと照合し、公式サイトURLを確認するといった対策が効果的です。

マルウェアは、悪意のあるソフトウェア(マルウェア)です。ユーザーに送信され、デバイスに侵入し、データを盗んだり機能損害を与えたりします。Web3においてはスマートコントラクトを用いたマルウェア詐欺が横行しています。身に覚えのないトークンには触らないようにしましょう。

スマートコントラクトは、条件が満たされるとブロックチェーン上で自動的に契約が実行されるプログラムです。ウォレットで承認してしまうとユーザーの意図とは関係なしに、仮想通貨が送信されることがあります。

関連記事:仮想通貨ユーザー必見!フィッシング詐欺を防ぐための最新ガイド

安全なデバイスとインターネット環境

もしCoinbase Walletをインストールしたデバイスがウイルスに感染している場合、悪意のあるソフトウェアがデバイス内データを盗む可能性があります。OSを常に最新の状態にし、信頼できるセキュリティソフトウェアを使用するなどの対策が推奨されます。

また、公共のWi-Fiなどでのインターネット接続には注意が必要です。公共のWi-Fiでは、フィッシング攻撃やデータ傍受のリスクが高まります。安全なネットワークを利用することで、ユーザー情報が漏洩するリスクを低減できます。

まとめ

以上、本記事ではCoinbase Walletの概要や特長、使い方、そして復元方法について解説しました。Coinbase Walletの魅力は、Web3サービスへの容易なアクセスと強固なセキュリティです。本記事で紹介した「Coinbase Walletのセキュリティ対策」をしっかり押さえて、安全に仮想通貨を管理しましょう。

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