近年、価格高騰などで話題になることが多い「ミームコイン」。SNSで有名人が取り上げることもあり、注目度が増しています。しかし、その魅力の裏には大きなリスクも潜んでいます。ミームコインを取り扱ううえで、どのような理解と注意が必要になるのでしょうか?
この記事では、ミームコインの概要や入手方法、注意点、さらに代表的なミームコインについて解説します。
- ミームコインの概要
- ミームコインの代表銘柄
- ミームコインの注意点
ミームコイン…
すごい値上がりしたってニュース聞くよね。
注意点もあるから、しっかりと押さえておこう。
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ミームコインとは?
ミームコイン(Meme Coin)は、インターネット上のネタやジョークがもととなって発行された仮想通貨銘柄です。犬や猫、カエルといったキャラクターを象徴するトークン、有名人を連想させるトークンなどがあります。
ネタやジョークで発行された銘柄ですが、その市場規模は数兆円と大きく成長しています。例えば、犬画像をモチーフにしたDOGEの市場規模は2兆円以上です。
ミームコインだからって侮れないよ!
ミームコインは何に使える?
コイン名 | 特徴的な用途 |
DOGE(ドージコイン) | テスラ社の一部商品購入AMC映画館のチケット購入 |
FLOKI(フロキ) | ガバナンスに参加(提案や投票)コミュニティー主導の開発に参加 |
PEPE(ぺぺコイン ) | 一部のDeFiプラットフォームで流動性プールに提供ステーキングによる収益獲得 |
MONA(モナコイン) | 日本のNFTマーケットプレイスでの取引クリエイターへの支援や投げ銭 |
ミームコインは、さまざまな実用的な用途があります。例えば、DOGEはテスラや映画館、スポーツチームのグッズ購入などで使用されています。FLOKIやPEPEは、Web3プロジェクトのガバナンスに参加する機能を提供しており、ユーザーがプロジェクトの方向性に直接影響を与えることができます。MONAは日本のNFTマーケットプレイスでの取引やクリエイター支援に役立てられており、コミュニティーの中でのエンゲージメントを高める手段としても活用されています。
けっこう用途があるから人気もあるんだ。
特に、DOGEは支払い手段としても注目されているよ。
ミームコインが注目される理由
- 値上がりへの期待
- 有名人によるプロモート
- 拡散性
ミームコインは、短期間で爆発的な値上がりを見せることがあります。例えば、PEPEは2024年に1日で100%以上も市場価格を上げました。有名人によるプロモーションも話題です。例えば、テスラのCEOであるイーロン・マスク氏がドージコインをツイートしたことで、大きな値上がりを記録しています。
また、ミームコインはネタやジョークの側面があることから、SNSで拡散されやすいです。これはいわゆる「祭」といった状況を生み、ニュースになることがあります。
ミームコインの入手方法
ミームコインはCEX※1、DEX※2、ユーザー間取引によって入手可能です。発行後間もないコイン、マイナーなコインは日本国内の取引所で扱われることがないので、海外取引所やDEX、P2P※3を利用して入手します。
※1 CEX(Centralized Exchange:中央集権型取引所)
※2 DEX(Decentralized Exchanges:分散型取引所)
※3 P2P(Peer to Peer:個人間取引)
CEXでミームコインを入手
国内外の取引所でミームコインは入手できます。アカウントを開設する前に、トレード可能なトレードペアを確認しましょう。
1.取引所のアカウント開設
国内取引所名 | 取り扱いミームコイン |
bitFlyer | DOGE, SHIB, MONA |
ビットバンク株式会社 | DOGE, SHIB, MONA |
GMOコイン株式会社 | DOGE, MONA |
DMM Bitcoin | SHIB, MONA |
コインチェック株式会社 | SHIB, MONA |
バイナンスジャパン | DOGE, SHIB, |
取引所のアカウントを開設します。最近は取引所の犯罪利用を防ぐために、KYC(顧客確認)を実施する取引所が多くなっています。特に国内取引所を利用する際は、身分証の提示が必須です。
日本国内のCEXでもDOGEやSHIBなどを購入することができます。しかし、購入できる銘柄は限られています。海外取引所は取扱銘柄が多く、マイナーなミームコインも購入できますが、自己責任下で進める必要があります。
メジャーなミームコインは国内取引所で入手できるね。
2.取引資金の入金
国内取引所であれば日本円を入金します。海外取引所は法定通貨の入金が制限されている場合があるので、国内取引所から仮想通貨を送金することで入金を完了させます。
3.トレード開始
ミームコインのペアは取引所ごとに異なります。国内取引所であれば日本円で購入できますが、海外取引所ではBTCやETH、USDTなどのメジャートークンとのトレードが一般的です。
DEXでミームコインを入手
DEXは中央管理者を介さない自動取引所です。ユーザーは自身のウォレットを接続して、取引を行います。
1.ウォレットの準備
DEXを使うためにはウォレットを準備する必要があります。それぞれの銘柄を保管できるウォレットを選択しましょう。
MetaMaskやTrust Walletであれば大抵のミームコインを保管できます。BONK、PODCATなどはソラナチェーンということで、Phantom Walletを使うこともあります。
関連記事:Phantom Walletとは?概要や使い方、注意点をわかりやすく解説
2.DEXへ接続
出典:PancekeSwap
ウォレットをDEXへ接続します。まずは、ウォレットを立ち上げて下さい。BSC大手DEXであるPancekeSwapであれば、右上の「ウォレットを接続」をクリックします。ウォレットの確認ボタンを押して接続を完了させます。
3.トレード開始
トレードからスワップを選択し、スワップ先銘柄にミームコインを設定します。スワップ金額を入力し、「スワップ」を押すとトレードできます。
DEXでのトレードは完全に自己責任になるから気をつけてね。
操作ミスをしたからといって取り消すことはできないよ。
P2Pでミームコインを入手
P2Pは個人間で仮想通貨を売買する方法です。SNSやメールなどで連絡を取り合い、指定した金額や日時に取引を完了させます。しかし、P2Pでは詐欺に遭うリスクも大きくなるので注意が必要です。初心者はP2P取引を避けた方がよいでしょう。
関連記事:仮想通貨ユーザー必見!フィッシング詐欺を防ぐための最新ガイド
CEXでP2Pサービスを提供しているところがあるけど、
ミームコインの取り扱いはないかな。
個人間取引は特に初心者はやめた方が良いよ。
代表的なミームコイン10銘柄
ミームコインといっても、市場規模が数兆円に上ることから、仮想通貨市場では一定の存在感があります。特に数兆円の市場規模を持つDOGEやSHIBはメジャートークンといっても過言ではありません。ここでは、仮想通貨市場で代表的なミームコインを10銘柄にまとめて紹介します。
何度も言うけど、ミームコインを侮らないでね。
シンボルが犬とか猫だから、大したことなさそうだけど、
市場規模は巨大だよ。
Dogecoin(DOGE)
DOGE は、柴犬をモチーフにしたミームコインです。ライトコインをベースにしており、送金が速く、手数料が低いといった特長があります。また、イーロン・マスク氏が支持を表明し、SNSなどで言及しています。時価総額が約2兆4千億円と、ミームコインの中ではNo.1の市場規模を誇ります。
主な用途は、ソーシャルメディア上でのチップや小額の寄付ですが、一部の企業の商品購入にも使用可能です。
SHIBA INU(SHIB)
SHIBは、2020年に匿名の人物「Ryoshi」によって作られたミームコインです。柴犬をモチーフにしており、イーロン・マスク氏やヴィタリック・ブテリン氏※4などが言及したことで注目されました。
SHIBはイーサリアムベースで発行されており、分散型取引所「ShibaSwap」でDeFi※5を利用することできます。またコミュニティーでは、犬に関連した慈善活動も行っています。
※4 ヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏はETHの開発者です。
※5 DeFi(Decentralized Finance:分散型金融)
Pepe(PEPE)
PEPEは人気カエルキャラクター「Pepe the Frog」のミームコインです。2023年4月にイーサリアムネットワークで発行されました。発行者は不明です。長期保有を促すために、非課税ポリシー、トークン保有者への再配布システム、トークンの希少性を保つ燃焼メカニズムが採用されています。
Dogewhfat(WIF)
WIFはソラナチェーン上で2023年11月に発行されたミームコインです。ピンクのニット帽をかぶった柴犬の画像をシンボルとしています。開発者は不明です。送金やDeFiなどの実用性は高くありませんが、コミュニティーは着実に成長しています。2024年10月時点で、市場規模は約4千億円です。
Bonk(BONK)
BONKは2022年末にソラナチェーン上で発行されたミームコインです。シンボルには柴犬を採用しています。保有者は独自DEX「BonkSwap」などでDeFiを利用できるほか、Bonk DAOの運営にも参加可能です。
FLOKI(FLOKI)
FLOKIは、SHIBコミュニティーから誕生した犬をモチーフにしたミームコインです。FLOKIは、イーロン・マスク氏の飼い犬「フロキ」にちなんで名付けられました。創設者チームは仮名ながら公開されています。コミュニティー主導の分散型エコシステムを構築することを目指しています。
Popcat(POPCAT)
出典:https://www.popcatsolana.xyz/
POPCATは、2023年末にソラナチェーン上で発行されたミームコインです。シンボルは「Pop Cat」という猫のミーム動画をモチーフにしています。猫がシンボルとなっているトークンではNo.1の市場規模を誇ります(2千億円以上)。
Brett(BRETT)
出典:https://www.basedbrett.com/
米国の漫画「Boy’s Club」のキャラクター「Brett」をテーマにしたミームコインです。開発者がスマートコントラクトの所有権を放棄しており、新規発行機能もありません。そのため、将来的に希少価値が上がると期待されています。
Mog Coin(MOG)
MOGは2023年7月にイーサリアムネットワーク上で発行されたミームコインです。シンボルには「joycat(喜びの猫)」という笑顔の猫を使っています。また、MOGはBRC-20ネットワーク(Bitcoinブロックチェーン上のトークン規格)でも発行されています。
cat in a dogs world(MEW)
MEWはソラナチェーンで発行されている猫をシンボルとしたミームコインです。犬に関するミームコインが多く発行される中、対抗する猫というテーマで開発されました。市場規模は800億円を超えており、これからの成長に期待が集まります。
ミームコインの注意点
大幅な値上がりや、有名人の言及で何かと話題のミームコインですが、リスクも当然あります。ここではミームコインの注意点を3つにまとめて解説します。
この部分大切だから、しっかりと押さえておこう!
ラグプルリスク
Web3に長く携わっていると、「ラグプル(Rug Pull)」という言葉を聴くことがあると思います。これはユーザー資金の抜き取り、つまり詐欺行為です。例えば、Web3プロジェクトの運営が、一度に大量の保有トークンを利確することなどが挙げられます。
ミームコインは開発元が明らかにされないことがあります。そのため、詐欺行為に利用されるケースも多いです。開発元が保有するトークンのロック期間(売却制限)などを確認しましょう。
Web3に接している人なら誰しもが経験したことのある詐欺かも…
ボラティリティリスク
一般的にミームコインの価格変動は激しいといえます。流通量がそもそも少ない場合は、大量保有するユーザーの売買によって、市場価格が大きく上下します。
また、ミームコイン発行時やCEX上場時などにも注意が必要です。利確者や購入者が集中するため、価格変動が大きくなります。大きなイベントやセール時期などを避けて購入計画を進める事が大切です。
BTCやETHなんかの値動きにつられて、
激しく価格変動する場合もある。
流動性リスク
ミームコインの買い手や売り手が少ない場合は、取引自体が成立しません。もしくは、想定した価格から大きく離れて約定されることがあるので注意してください。これを流動性リスクといいます。
本記事で紹介したミームコインは大きな市場規模を持ち、流動性が比較的高い銘柄です。しかし、新規に発行されるミームコインなどは流動性が低くなる可能性があります。
ミームコインはある程度の市場規模がないと信用しない方が良い!
まとめ
ミームコインは、価格変動の大きさや有名人の言及によって注目度が高まっています。短期間で高い利益を得る可能性がある一方、突発的な市場動向によって大幅な損失を被るリスクもあります。購入する際は、十分な情報収集とリスク管理が重要です。
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